マスターの勘違い

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今日も修行してまいりました。
またまた三枚も麺を打ちました。
僕が マスターの店に着く前に マスターは自ら麺打ちをしておりました。
マスターの打った麺を よく観察した後 麺打ちをしたので いいイメージで出来ました。

打ち終えた麺を マスターは手で触ると

「シマダ君、すごーくイイぞぉ♪だいぶ 俺が打った麺に近づいてきたぞ。完璧だ!!」

「?」

僕はマスターに ボソッと言った。

「マスター、その触った麺。さっきマスターが打った麺です」

マスター少し恥ずかしそうに
「そ、そうか!?でも、お前の打った麺も なかなかだぞ。次週は 侍の麺を持って来い」

次週 2回目の 侍の麺を 試食してもらえる。
ここは バシッと 決めたい。